MacBook Pro 2021での動画編集

MacBook Pro 2021(14インチ, M1 Max)で初めて映像(2021年ノーベル化学賞「不斉有機触媒の開発」の再現実験)を作ったので、細かい話が多いが、気づいたことをM1Pro,Maxでのプロダクションに興味ある方向けに書いておきたい。

タッチパネルは相変わらずの操作性の良さで、特にキーボードは軽くて打ちやすい。画面も有機ELなみにきれいである。また動画の書き出し時間も圧倒的に早いので、躊躇なく書き出して確認できる。
ただ、そこまで気になるほどではないものの、自分としてはメモリと容量を増やせばよかったというちょっとした後悔もある。
 

編集の様子
メモリ64GB、容量2TBくらいがよかったかも

今のように複数の4K編集プロジェクトを並行していると、1TBの容量では足りなかった。2TBにすると4万プラスになってしまうのでためらってしまったが、やはりひとつのプロジェクトの素材が200GB、After Effectsのキャッシュはすぐ100GBくらいはいってしまう。これがFinal Cut Proであればもっとキャッシュがすごいかもしれない。いったん編集が終わってもこれから修正やフォローの仕事もあるので、すぐには内蔵SSDからは消せないし。

あとM1MaxなんだからPremiereやAfter Effects、Photoshop、Chromeブラウザ等をばんばん同時操作しても問題ないかなと思ってたが、やはり早く同時に動かすとスタックすることもある。Premiereで4Kを何枚も重ねるくらいではどうもないかもしれないが、複数ソフトの連動は負荷がきついようだ。CPU,GPUはM1Maxだが、メモリは今の倍の64GBのほうがよかったかもしれない。

雑誌記事やYouTuberとかは時間もないので、割と単純な作業でベンチマークを計測する傾向がある。買ってしまった後で今更だが、複数ソフトを連動させる方は参考にしてほしい。
 

After EffectsとPremiereの連動の不具合

なぜかAfter Effectsを立ち上げていないと、PremiereのAEクリップが正常に読み込まれないことがあった。これで結構時間をロスしたが、なぜ読み込まないのか悩まないで、AEを操作していない時であっても全部同時に立ち上げておくと問題ない。もっともこのバグ?はいつの間にか治っていたが。
※ファイル名とコンポジション名を日本語にしていたことが問題だったかもしれない。これで問題はだいたい解消した(2021.12/14追記)
 

14インチは移動での仕事に便利

今回は移動しながら、大学や車の中、カフェみたいなところなどいろんな場所で作業したので、やっぱり14インチは軽くて持ち運びやすい。今回のM1Pro、Maxは14と16でほぼ性能差はないので、デスク環境ではどのみち外部モニタがあるし、移動多めの人は14で間違いないと思う。

Liquid Retina XDRディスプレイが高輝度で美しいので見やすい。私はBetter Touch Toolのショートカットで輝度をタップですぐ調節できるようにしているが、ここぞというところで輝度を上げてすぐに確認できるようにするのがお勧め。
 

充電器はほぼ持ち歩かなくてよい

すごくバッテリーがもつので、充電器を持ち運ぶ必要がなくなり、身軽で良い。自分の場合は、職場と自宅、単身先の自宅にぜんぶ充電器を置いている。Amazonで見つけたHypprの100W 急速充電器 GaN がセールで2600円くらいだったのでかなりお得だった。

あと、80%くらいでバッテリーを最適化してくれて助かるが、手動でフル充電にしておかないとうっかり80%のまま持ち運ぶことになってしまうので、移動する前にフル充電を忘れずに。

SDカードスロットやHDMI端子などが復活して、USBハブみたいなのを持ち歩かなくてよくなってMacの携帯性が上がった。
 

AirPods Proのノイズキャンセリングが便利

Mac本体とは関係ないが、AirPods2を落としてしまったのでだいぶ前にProにした。ノイズキャンセリングが優秀なので、移動しながらの編集が非常にやりやすい。空港などでは重要なアナウンスも聞き逃してしまうおそれもあるが、集中して作業したいときに必須。
 

Mac以外のこと

今回は自分で撮影・音声、デザイン、編集とやったので、イメージ通りに作れたのは良かった。何でも一人の難点は、他から刺激や気付きがないので技術が進歩しないことだが、今期は前半がインプットの時間だったので、まあまあその成果は出せたかもしれない。

最近は、現場で少しディレクターもやるものの、それ以外の取材や連絡は若手に任せることも多い。映像制作そのもの以外の仕事もかなり多いので、少し役割分担するだけでぐっと楽になる。
プロの現場だと1人のディレクターに全て任せることがあるが、適切に分担したほうが早くて正確な仕事になると思う。たまにプロデューサー的な人が3人、メインD1人みたいに、P的役割が多い時があり、チェックに制作コストをかけすぎかなと思う。同じ4人で作るならP1人、メインD1人、サブD2人にしたほうがずっと仕事に余裕ができ、質も上がるだろう。

大学で作る場合はチェックは事務方が行うので、そもそもメインP的な人はいないし、グーグルドキュメントでテロップやコメントを共有しながら共同編集していくので作業も早い。DXでさらにスピードと生産性が求められる中で、各現場で今後はどんどん機動的な体制に変わっていくだろう。

2021/12/12

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