サーバを Amazon LightSail へ移行

結局、データ量やアクセスが極めて小規模なのに、EC2およびロードバランサー(ALB)を使うのはちょっとコストがかかりすぎる(月35USDくらい)ということで、Amazon LightSail でサーバを立てました。

一番小規模な月3.5USDのプラン(最初の1ヶ月無料)にしましたが、値段はつまり1/10くらいですね。個人HPくらいだったら、これで十分ではないかと思います。まあ、これまでのは勉強代と自分に言い聞かせています。

サイトの複製には、Duplicator というプラグインを使いました。簡単に複製できて便利です。ただMysqlのデータベースやパスワードは把握しておく必要があります。wp-config.phpがhtdocsディレクトリ内にあると移行できないので、FTPソフトで、名称を変更しておくか削除しておく必要があります。
またインストールで問題が起きないようターミナルソフトでのhtdocsディレクトリの一時的な権限変更もしておいたほうがよいかもしれません。LightSailの場合クリックひとつでターミナルがブラウザ上に出てくるので便利です。

Route53で元のドメインのレコードに新しいIPを紐付けられるのかがちょっと不安だったのですが、とりあえずは問題なく紐付けられたようです。

Route53コンソールでの変更

あと、もう一つ不安だったのが、SSLです。しかし、AWS Lighgsail には Bitnami HTTPS Configuration Tool (bncert tool)が入っているようで、こちらは思ったより簡単にできました。以下が参考になりました。

・AWS Lightsail でWordPress を簡単に常時SSL化

https://blog.tsukashu.net/lightsail-ssl-bncert-tool/

・bitnami redmineにSSL証明書(Let’s Encrypt)を導入する

https://qiita.com/kooohei/items/c4ac40f4bbf366cc0e31

2020/8/1

WordPressのマルチサイト化

前投稿でも書いたように、なんやかんやでAWSのEC2にはお金がかかります。最初からLightsailで作っておけばよかったかと若干の後悔もありますが、同一サーバにたくさんサイトを構築できれば、何とか元は取れるのかもしれません。
しかし、Wordpressのマルチサイト化はここを見ても分かるように結構めんどくさいようです。できなくはないですが、すでに作ったこのサイトに何かエラーが出ても嫌だし、このサイトをマルチサイト化するのはとりあえずやめようと思った次第です。

しかし、昨今のコロナ対応で教育用サイトを作らないといけなくなり、既存の大学で用意されているものは何か使いにくいし、Googleサイトはあんまり好きじゃない、MoodleをインストールしてID管理までするのも何かおおげさだし…。ということで、瞬間風速的ではありますが慣れてきてるWordpressで作っちゃおうと思いました。

WordPressサイト複製の方法

方法は結構、簡単でした。参考までに私の環境ではWordpressは上記のようなドキュメントルートに入っているので、そこにディレクトリを作って(上図ではぼかしています)、その中に新しいWordpressをダウンロードしてインストールするだけです(細かいことはこちらとかこちらを参考に)。あとはいろいろな指示にしたがって、wp-config.phpなどを作っていけばOKです。ファイル内容の変更に関してはFTPソフトから権限変更できれば簡単ですが、できない場合はターミナルソフトからコマンドラインで変更して下さい。

Mysqlのデータベースはできれば新しく作る

データベース名やユーザー名、ホスト名、パスワードは、ターミナルソフトで確認して、そのとおり打ち込めばいいのですが、テーブル接頭辞というのだけは新しく作らないとサイトが作れませんので注意が必要です。既存のWordpressサイトのデータベースを上書きして消してしまわないように(さらっと書いてますが、バックアップ取ってないと悲惨なことになります)。
というより、Mysqlより、新しいデータベースを作ってそこにtableを入れたほうがあとで管理も楽だと思います。

最近はサーバやWordpress周りをいじるのに凝っていますが、科学番組制作もそろそろ本格的に始まってきたので、意外と時間がなくなってきました。独立&客員教員になって数ヶ月は海外でのんびりしようという夢はコロナもあってさっそく頓挫中です…

2020/4/11

AWS EC2の料金、EIPの削除

よく分からないでやっていたら、やはりAWSのElastic Compute Cloud(EC2)料金が結構かかっていました(下の表は月の支払い分です)。まず間抜けなのが使ってないバージニアのリージョンで放置してたElastic IP address(EIP、固定IP)に関わる使用料金が11.14$。

どこかのサイトに無料と書いてあったので、当然EIPをとったほうがよいかと思ってたのですが、再起動したときに自動割当のIPが変わってもターミナルソフトやFTPソフトの設定を変えればいいだけなので不要と思い、EIPはとりあえず削除しました。
あとトライアルでいろいろ作ってしまったアカウントやRoute53のホストゾーンとか放置していたのを削除。ただこれでコストダウンになったかどうかはよく分かりません。

一番大きいのは、Elastic Load Balancingのようです。これは負荷分散の機能らしいので、こんなほとんどアクセスのないサイトに不要なのですが、どこをどういじればコストダウンになるのか分からない状態です。
あと、何も作成していないLightsailにいつもお金がとられているのもよく分からない。どうすれば、解除できるのだろうか。

2020/4/11

AWSにWordPressを入れて

AWS(Amazon Web Services)のEC2インスタンスにWordpressをインストールして、Webサイト(このサイトのこと)を久しぶりに制作してみました。
1998年くらいに「インターネットで自由研究」という教育テレビの番組を新米ディレクターとして担当し、試しにHPを作ってみたりと、ネット歴は長いです。しかし今では、レイアウトに手間をかけなくてもレスポンシブデザインでスマホやタブレットでもきれいに表示されるし、隔世の感があります。

ただ最終的には何とかなりましたが、SSL(https化)がややこしくて手こずりました。AWS自体もとっつきにくいインターフェースではっきり全部は理解できないままに2年くらい使っています。
今は無料枠で作っているはずですが、データ量によって今後どれくらい課金があるかまだよく分かっていません。AWSはレンタルサーバと違って、高度な仮想サーバ技術を用いて従量制で課金するそうで、これまでも2回ほど10$くらい請求がきたことがあります。もちろんドメイン料金は年間15$くらいかかります。

Google Driveがやっぱり便利なのでファイル受け渡しに使うことが最近は多いですが、AWSのS3もPermanent Linkとして安定的にリンクが作れるので、よく使っています。たぶんこのS3のストレージが超過して料金をとられた気がします。
AWSには、WPやMoodleといった仕事でよく使うもの以外にも、Machine Learningとかもあるみたいで、機会があれば学びたいと考えています。

2019/12/16